プレスリリース

台湾北科大フォーラム 日台専門家が生医の新モデルに着目

2024年09月20日(金)15時15分
生体材料の専門家である東京大学の一木隆範教授、京都大学の田畑泰彦教授、清華大学の胡育誠教授、エルサレム・アズリエリ工科大学のハイタム・カセム教授、オークランド工科大学のマジアル・ラメザーニ教授、国家衛生研究院(国衛院)の廖倫徳副所長が台北科技大学(北科大)高価値生体材料研究商品化センターが開催した国際フォーラムに参加し、北科大と国衛院が「学術および人材交流の促進に関する覚書」に署名しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/410911/LL_img_410911_1.jpg
各国の有名大学教授が生体材料の商業化について議論(写真:台北科技大学)

台北科技大学高価値生体材料研究商品化センターは、研究開発に加え、成果の商業化を加速することにも注力しています。今回の国際フォーラムでは、各国の専門家が産学連携の経験を共有し、国際交流を強化して生体材料分野の発展をともに推進することが目指されました。

田畑教授は日台ともに産学連携でコミュニケーションの困難に直面していると指摘し、学生は業界との協力に備え、将来的に産業界と協力する際にコミュニケーションの障壁を軽減し、より多くのリソースと人脈を結びつけました。一木教授は日本では革新的な製品の開発に市場の規制が追いつかないことが多いと指摘し、また、日台で半導体産業の協力が始まっており、台湾のナノテクの潜在力がバイオ産業発展の重要な契機になると述べました。今後は二国間協力をさらに強化する必要があります。

北科大センター主任の方旭偉氏によると、同大は理論と実践を重視し、資源と市場の需要を統合した知識の商品化を目指しており、センターの豊富な研究開発経験に一木教授と田畑教授の洞察を組み合わせることで、日本との緊密な協力を実現し、アジアのバイオ産業に新たな契機を創出することを期待しています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「北朝鮮問題は解決可能」、金正恩氏と良好

ワールド

トランプ氏、ガザ停戦「1週間以内に実現可能」

ワールド

イラン、IAEAの核施設視察を拒否の可能性 アラグ

ワールド

「トランプ氏の希望に応じる」、FRB議長後任報道巡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 2
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急所」とは
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    富裕層が「流出する国」、中国を抜いた1位は...「金…
  • 5
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 6
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
  • 7
    ロシア人にとっての「最大の敵国」、意外な1位は? …
  • 8
    伊藤博文を暗殺した安重根が主人公の『ハルビン』は…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々と撤退へ
  • 4
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 9
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 10
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中