米ゴールドマン、CEO報酬3900万ドルに増額

米金融大手ゴールドマン・サックスは17日、デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)(写真)の2024年の報酬が前年比26%増の3900万ドルだとする報告書を届け出た。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは17日、デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)の2024年の報酬が前年比26%増の3900万ドルだとする報告書を届け出た。
取締役会は、ソロモン氏とその後継CEOと目されているジョン・ウォルドロン社長兼最高執行責任者(COO)に対し、それぞれ今後5年間の在任により権利が確定する制限付き株式による8000万ドルの特別手当も付与した。特別手当はソロモン氏とウォルドロン氏をゴールドマンに留めるための措置とされている。
ゴールドマンの広報担当者は「取締役会は人材獲得競争が激しい中で、優秀な人材を確保し続けるため、報酬体系を進化させている」と言及した。18年にCEOに就いたソロモン氏は、24年12月にロイター・ネクストの会合で、取締役会が望む限り留まる意向を示している。
ソロモン氏の指揮の下、ゴールドマンは消費者向け事業の縮小を決めた。一時的に評価損を出すなどしたが、その後は投資銀行業務とトレーディングという従来の主力事業に重点を移したほか、資産管理などの成長分野にも注力している。