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インド中銀、野菜高騰は一過性でも物価動向を注視=総裁
インド準備銀行(中央銀行)のダス総裁は5日、最近大きく値上がりした野菜価格の騰勢は今後減退し始めると考えられるが、金融政策委員会は物価動向を注視し続けると述べた。7月撮影(2023年 ロイター/Amit Dave)
Nikunj Ohri Swati Bhat
[ニューデリー 5日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)のダス総裁は5日、最近大きく値上がりした野菜価格の騰勢は今後減退し始めると考えられるが、金融政策委員会は物価動向を注視し続けると述べた。デリー・スクール・オブ・エコノミクスで講演した。
ダス氏は、野菜価格高騰による二次的な影響が定着しないことを見極めるため、中銀は警戒姿勢を緩めないとした。
インドの7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.44%上昇と、伸び率が2022年4月以降で最大となり、中銀のインフレ目標レンジ(2―6%)の上限を5カ月ぶりに超えた。
ダス氏は、食品価格の高騰が頻繁に起きていることでインフレ予想の抑制が危うくなる恐れがあると指摘。「こうした状況下では、物価の安定に対するリスクを警戒するとともに、適時適切に行動する必要がある」と話した。





