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中国当局、ソーシャルメディア取り締まりで140万件の投稿を削除
5月27日、中国サイバースペース管理局(CAC)は、約2カ月間にわたって実施したソーシャルメディアに対する調査を受け、6万7000件のアカウントを閉鎖し、140万件の投稿を削除したと発表した。北京のCAC本部で2021年7月撮影(2023年 ロイター/Thomas Peter)
[北京 27日 ロイター] - 中国サイバースペース管理局(CAC)は26日、約2カ月間にわたって実施したソーシャルメディアに対する調査を受け、6万7000件のアカウントを閉鎖し、140万件の投稿を削除したと発表した。
CACは今年3月10日から5月22日にかけ、ソーシャルメディア上での虚偽情報の発信、違法な利益の獲得、当局者へのなりすましといった問題について調査した。
調査の対象となったのは、微信(WeChat)、抖音(Douyin)、微博(Weibo)などソーシャルメディアの「セルフメディア」と呼ばれる種類の人気の高いアカウント。セルフメディアは情報やニュースを発信するが、国営ではなく、国家の承認を受けていない。
閉鎖された6万7000件のアカウントうち約8000件は、虚偽のニュース、うわさ、有害な情報を広めたとして処分された。
中国は2021年以降、サイバースペースを「浄化」するとともに、当局が管理しやすくする取り組みの中で、ソーシャルメディアの何十億ものアカウントを標的にしている。





