ニュース速報

ワールド

ロシア、イラン製ミサイルなど入手画策 見返りに軍事支援=英国連大使

2022年12月10日(土)07時34分

英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は9日、ロシアはイランから弾道ミサイルなどの兵器を入手しようとしており、その見返りとしてイランに過去に例のない規模の軍事・技術支援を提供していると述べた。 写真は10月27日、ニューヨークの国連本部で安全保障理事会会合に出席する英国のバーバラ・ウッドワード国連大使(2022年 ロイター//Eduardo Munoz)

[国連 9日 ロイター] - 英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は9日、ロシアはイランから弾道ミサイルなどの兵器を入手しようとしており、その見返りとしてイランに過去に例のない規模の軍事・技術支援を提供していると述べた。

ウッドワード大使はまた、イランが8月以降、ロシアに数百機のドローン(無人機)を提供し、ロシアはこれらをウクライナで「民間人の殺害と民間インフラへの攻撃」を行うために使用したと述べた。

ロシアはウクライナ紛争に関連する兵器が欧州、中東、アフリカなどの地域で「テロリストの手に渡っている」と主張。この件についてロシアが開催を要請した国連安全保障理事会会合が9日に開かれる。

ウッドワード氏は同会合を前に記者団に対し「ロシアは現在、数百発の弾道ミサイルなど、より多くの兵器を手に入れようとしている」とし、「ロシアはその見返りにイランに前例のな規模の軍事・技術支援を提供している。ロシアがイランに高度な軍事部品を提供することで、イランの軍事力が強化されることを懸念している」と述べた。

また、ロシアが北朝鮮など厳しい制裁の対象になっている国から兵器を調達しようとしていると「英国はほぼ確信している」と語った。

ロシアのネベンジア国連大使は9日、ロシアがイランから軍事物資を受け取っているとの批判に対し、ロシアはすでに「何度も」反論していると指摘。「ロシアの軍事複合体は何も問題なく機能しており、誰の援助も必要としていない。一方、ウクライナの軍事産業は基本的に存在せず、西側諸国から援助を受けている」とした。

イランはロシアへの無人機提供を否定。ロシアはイラン製無人機をウクライナ攻撃に使用したことを否定している。イランの国連代表部からコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、キューバに圧力 ベネズエラからの石油・

ワールド

イラン抗議デモで死者500人超、介入なら「米軍基地

ワールド

トランプ氏、イラン巡る選択肢協議へ 13日に側近と

ワールド

インタビュー:日中関係悪化の長期化懸念、衆院選「風
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 9
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 10
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中