ニュース速報

ワールド

米連邦高裁、学生ローン返済免除の復活認めず 一審で違法判断

2022年12月01日(木)14時48分

 11月30日、バイデン米政権が、学生ローンの一部返済を免除する措置を違法とした一審判決を不服として上訴した裁判で、米第5巡回区控訴裁判所(連邦高裁)は、政権による判決の一時差し止めの申し立てを退けた。写真は図書館で勉強する学生。ノースカロライナ州 で2018年9月撮影(2022年 ロイター/Jonathan Drake )

[30日 ロイター] - バイデン米政権が、学生ローンの一部返済を免除する措置を違法とした一審判決を不服として上訴した裁判で、米第5巡回区控訴裁判所(連邦高裁)は30日、政権による判決の一時差し止めの申し立てを退けた。一方、上訴の審理は迅速な手続きで進めることを認めた。

テキサス州連邦地裁は10日、学生ローンの一部返済免除に関して保守派団体が起こした訴訟で、違法であり、無効とする判断を下した。

米第8巡回区控訴裁判所も共和党優勢の6つの州当局が起こした訴訟で、学生ローンの返済免除に差し止め命令を下しており、政権側が最高裁に上訴している。

バイデン大統領は8月、年収12万5000ドル以下、夫婦の場合は合計25万ドル以下の世帯に対し、最大1万ドルの学生ローンの返済を免除すると表明。

バイデン氏は、関連訴訟が学生ローン債務者にもたらす不透明感を和らげるため、先週にローン返済凍結の延長を発表した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

イスラエル、ガザ停戦協定の履行再開と表明 空爆で1

ビジネス

米エヌビディア時価総額5兆ドル到達、世界初 AIブ

ビジネス

ボーイング「777X」、納入を27年に延期 損失計

ビジネス

カナダ中銀、2会合連続で0.25%利下げ 利下げサ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 6
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 7
    リチウムイオンバッテリー火災で国家クラウドが炎上─…
  • 8
    怒れるトランプが息の根を止めようとしている、プー…
  • 9
    「ランナーズハイ」から覚めたイスラエルが直面する…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中