ニュース速報

ワールド

インドネシア、燃料価格引き上げ計画 補助金抑制で=エネ相

2022年08月16日(火)11時01分

アリフィン・エネルギー・鉱物資源相は燃料価格引き上げの計画を表明した。写真は、シドニーで開催されたイベントで発言する同相。2022年7月12日に撮影。(2022年 ロイター/Brook Mitchell/Pool via REUTERS)

[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシアの15日の複数報道によると、アリフィン・エネルギー・鉱物資源相は燃料価格引き上げの計画を表明した。エネルギー補助金が膨らむのを抑えるためで、今月の燃料販売補助制度の規則見直しに伴って導入するという。

ジョコ大統領はまだ燃料費引き上げには言及していないが、連立与党の中核である闘争民主党のSaid Abdullah国会予算委員長はロイターに対し、財政負担増大に対処するため、燃料価格を年内に2度引き上げる必要があると語った。第1弾は今月内となる可能性も示唆した。

政府は世界的なエネルギー高騰への対処として今年、エネルギー補助金予算を3倍の502兆ルピー(340億6000万ドル)に増額。補助金付きのガソリンと軽油の価格や一部電力料金の据え置きに努めてきた。しかし、国営石油大手プルタミナは、7月時点で既に今年の軽油補助金対象枠の約3分の2を使っており、ガソリンは対象枠の73%分を既に販売したと発表した。

先週には複数の財務省当局者が、燃料補助金予算は燃料需要拡大に対して足りないかもしれないと表明していた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=下落、AI支出増でメタ・マイクロソフ

ビジネス

米アップル、7─9月期売上高と1株利益が予想上回る

ビジネス

アマゾン、売上高見通し予想上回る クラウド好調で株

ビジネス

NY外為市場=円が対ドルで154円台に下落、日米中
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面に ロシア軍が8倍の主力部隊を投入
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 9
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 10
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中