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インドネシア、燃料価格引き上げ計画 補助金抑制で=エネ相

アリフィン・エネルギー・鉱物資源相は燃料価格引き上げの計画を表明した。写真は、シドニーで開催されたイベントで発言する同相。2022年7月12日に撮影。(2022年 ロイター/Brook Mitchell/Pool via REUTERS)
[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシアの15日の複数報道によると、アリフィン・エネルギー・鉱物資源相は燃料価格引き上げの計画を表明した。エネルギー補助金が膨らむのを抑えるためで、今月の燃料販売補助制度の規則見直しに伴って導入するという。
ジョコ大統領はまだ燃料費引き上げには言及していないが、連立与党の中核である闘争民主党のSaid Abdullah国会予算委員長はロイターに対し、財政負担増大に対処するため、燃料価格を年内に2度引き上げる必要があると語った。第1弾は今月内となる可能性も示唆した。
政府は世界的なエネルギー高騰への対処として今年、エネルギー補助金予算を3倍の502兆ルピー(340億6000万ドル)に増額。補助金付きのガソリンと軽油の価格や一部電力料金の据え置きに努めてきた。しかし、国営石油大手プルタミナは、7月時点で既に今年の軽油補助金対象枠の約3分の2を使っており、ガソリンは対象枠の73%分を既に販売したと発表した。
先週には複数の財務省当局者が、燃料補助金予算は燃料需要拡大に対して足りないかもしれないと表明していた。