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五輪作曲者のいじめ告白、官房長官「対応を」 組織委は続投の意向

7月19日、加藤勝信官房長官(写真)は午前の定例会見で、東京オリンピックの開会式で作曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が過去にいじめを告白し批判を受けていることに関連し、加藤官房長官は「五輪組織委員会で適切に対応してほしい。いじめは許されるものでない」と述べた。写真は都内で昨年9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 19日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は19日午前の定例会見で、東京オリンピックの開会式で作曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が過去にいじめを告白し批判を受けていることに関連し、加藤官房長官は「五輪組織委員会で適切に対応してほしい。いじめは許されるものでない」と述べた。
組織委員会は小山田氏を辞任させる考えは示していない。組織委の高谷正哲スポークスパーソンは同日の記者会見で、小山田氏は謝罪文を提出しているとした上で「(小山田氏は)今は高い倫理観を持って捜索しているクリエイターの1人と考えている。 引き続き最後まで準備を尽くしてほしい」と述べた。
報道によると、小山田氏は14日に東京オリンピック開会式の作曲担当者の1人として名前が発表されたが、その後、1990年代の雑誌のインタビューで、学生時代にクラスメイトや障害がある生徒にいじめを行っていたと語っていたことがインターネット上で指摘された。小山田氏は16日に、自身のホームページやSNSにおわびの文章を掲載した。