ニュース速報

ワールド

英オックスフォード大、コロナ変異種に対するワクチンを準備=英紙

2021年01月21日(木)09時39分

 1月20日、英オックスフォード大学の科学者は、英国や南アフリカ、ブラジルで見つかった新型コロナウイルスの変異種に対するワクチンを早急に生産する準備を進めている。2020年10月撮影。 illustration(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[20日 ロイター] - 英オックスフォード大学の科学者は、英国や南アフリカ、ブラジルで見つかった新型コロナウイルスの変異種に対するワクチンを早急に生産する準備を進めている。英紙テレグラフが20日報じた。

現在、同大学と英製薬大手アストラゼネカの共同チームが技術の再構築が可能か実行可能性調査を進めている。同大学もこの情報を確認した。

ワクチン・プラットフォーム「ChAdOx」をどこまで迅速に再構築できるか、推定作業が行われているという。

オックスフォード大学の広報担当者によると、同大学は現在、変異種がワクチン免疫に及ぼす影響を慎重に調査中。ワクチンの調整が必要になった場合に、迅速に開発を進める手法も検討している。

ジョンソン英首相は20日、変異種に対応する新バージョンのワクチンが必要になった場合も、国内医薬品規制当局の認可を得ることが可能だの見通しを示した。

米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについては、英国で見つかった感染力の高い変異種にも予防効果を発揮し得ることが、新たな実験で分かっている。

ビオンテックは、南アで見つかった変異種に対するワクチンの効果について、詳細な分析結果を数日中に発表する計画を明らかにしている。

アストラゼネカ、米モデルナ、独キュアバックも変異種に対するワクチンの効果を検証している。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ヘッジファンド、銀行株売り 消費財に買い集まる=ゴ

ワールド

訂正-スペインで猛暑による死者1180人、昨年の1

ワールド

米金利1%以下に引き下げるべき、トランプ氏 ほぼ連

ワールド

トランプ氏、通商交渉に前向き姿勢 「 EU当局者が
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中にまさかの居眠り...その姿がばっちり撮られた大物セレブとは?
  • 2
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機」に襲撃されたキーウ、大爆発の瞬間を捉えた「衝撃映像」
  • 3
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別「年収ランキング」を発表
  • 4
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 7
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 10
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中