ニュース速報

ワールド

原油先物は上昇、減産延長や景気回復への期待で3カ月ぶり高値

2020年06月03日(水)13時33分

 3日の原油先物は上昇。北海ブレント先物は3カ月ぶりに40ドル台に乗せた。テキサス州ミッドランドの油田で2019年2月撮影(2020年 ロイター/Nick Oxford)

[東京 3日 ロイター] - 3日の原油先物は上昇。北海ブレント先物は3カ月ぶりに40ドル台に乗せた。主要産油国が減産期間を延長するとの期待や新型コロナウイルス危機からの回復が燃料需要を支えるとの見方が背景となっている。

0252GMT(日本時間午前11時52分)現在、北海ブレント原油先物は0.43ドル(1.1%)高の1バレル=40ドル。一時40.42ドルまで上昇し、3月6日以来の高値を付けた。2日は3.3%上昇した。

米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.68ドル(1.9%)高の1バレル=37.49ドル。こちらも一時、3月6日以来の高値となる37.88ドルまで上昇。2日は3.9%上昇した。

原油価格は新型コロナの発生地である中国の景気改善や他国の経済活動再開を受け、ここ数週間に4月の安値水準から大幅に上昇している。

また関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は日量970万バレルの減産合意について、4日にも開催が見込まれるオンライン会合で7月か8月まで延長する可能性がある。

現在の合意では5月と6月に日量970万バレルの減産を実施し、7月から12月までは減産幅を日量770万バレルに縮小することになっているが、サウジアラビアはより大規模で長期的な減産を呼び掛けている。

INGエコノミクスは「より大幅な減産は市場の均衡化プロセスの加速につながる」とし、「今年下期が近付く中、市場はすでに供給過剰から供給不足へとシフトする見通しとなっている」と述べた。

キャピタル・エコノミクスはノートで「新型コロナウイルス関連のロックダウン(都市封鎖)措置の解除が続く中、われわれは需要が徐々に回復すると見込んでいる」と指摘。世界の石油消費について、2020年は平均で日量9200万バレル弱に落ち込むと予想。19年は日量1億0020万バレルだった。

また、石油が年内に「小幅に不足」する公算が大きいとし、「価格をある程度さらに支援しそうだ」と付け加えた。

米石油協会(API)が2日公表した週間在庫統計によると、5月29日までの週の原油在庫は前週比48万3000バレル減少した。ガソリンと留出油の在庫は上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送トランプ氏、グリーンランド領有を再主張 「デン

ワールド

イラン、サウジなどに米の攻撃制止要請か 米軍基地攻

ワールド

トランプ氏のグリーンランド獲得計画、米国民の支持1

ワールド

通常国会の早期に解散、高市首相が自民・維新に伝達 
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広がる波紋、その「衝撃の価格」とは?
  • 2
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 5
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 6
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    宇宙に満ちる謎の物質、ダークマター...その正体のカ…
  • 9
    年始早々軍事介入を行ったトランプ...強硬な外交で支…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 9
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 10
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中