ニュース速報

ワールド

情報BOX:新型コロナウイルスを巡る海外の状況(1日現在)

2020年06月01日(月)20時16分

 6月1日、「人々は経済より重要」 ローマ教皇が新型コロナ危機で見解

[1日 ロイター] -

> イラン保健相、厳しい第2波リスク警告 都市封鎖緩和後の状況に懸念

イランのナマキ保健相は1日、新型コロナウイルス感染防止のためのガイドラインや、人と一定の距離を置く社会的距離ルールを国民が無視すれば、より強い流行の第2波が到来する可能性があると述べた。

> 米国は「離脱中毒」、WHO脱退表明を中国が批判

中国外務省の趙立堅報道官は1日の定例会見で、米政府が世界保健機関(WHO)脱退を表明したことを受け、米国は「離脱中毒」になっていると批判した。WHO脱退表明で、米国が権力政治や一国主義を追求していることが明らかになり、国際社会は米国の自国第一主義的な行動に反対していると述べた。

> エミレーツ航空、全路線の運航再開は4年後の可能性も=社長

アラブ首長国連邦(UEA)のエミレーツ航空のティム・クラーク社長は、同社が全路線で運航を再開するには最大4年かかる可能性があるとの見方を示した。

> 韓国、20年成長率見通しを0.1%に引き下げ 新型コロナが直撃

韓国政府は今年の経済成長率見通しを0.1%に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大で輸出・個人消費・企業投資が打撃を受け、1998年のアジア金融危機以降で最悪の状況を見込んでいる。

> 英製造業PMI改定値、5月は40.7に改善 50を大幅に下回る

IHSマークイット/CIPSが発表した英国の5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は40.7と、好不況の分かれ目となる50を大幅に下回った。速報値の40.6から小幅に上方修正された。

> サウジ通貨庁、銀行部門に133億ドル供給 流動性を支援

サウジアラビア通貨庁(中央銀行に相当)は銀行部門の流動性を支援するために500億リヤル(133億ドル)を供給したと発表した。

> フィリピン、首都マニラの都市封鎖を緩和

フィリピンの首都マニラで1日、新型コロナウイルスの流行を受けて導入されていたロックダウン(都市封鎖)が緩和された。経済活動の再開を目指す。

> 南ア、都市封鎖を一部解除 経済活動の再開目指す

南アフリカで1日、新型コロナウイルス流行に伴う2カ月にわたるロックダウン(都市封鎖)が一部解除された。

> 〔情報BOX〕新型コロナウイルス、世界の感染者613万人超 死者37.03万人超える

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で613万人を超え、死者は37万0316人となった。

> トルコ、新型コロナに伴う規制一段と緩和 1日から飲食店など再開

トルコは、新型コロナウイルス感染拡大抑制策として実施した規制の緩和として、1日からレストランとカフェ、公園を再開する。都市間の移動規制も解除されるという。

> 英国のエリザベス女王が乗馬楽しむ、ロックダウン一部緩和

英国のエリザベス女王が、ウィンザー・ホーム・パークで14歳のフェルポニーにまたがり、乗馬を楽む姿を撮影した写真が31日に公開された。英国では新型コロナウイルス感染の予防策が一部緩和されている。

> 米デルタ航空、パイロット約2300人の一時帰休回避へ組合と協議

米デルタ航空とパイロット組合は31日、2021年夏の運航需要を見据えてパイロットの配置転換を行うとともに、約2300人の一時帰休回避に向けて引き続き協議を行うことを明らかにした。

> バーツ高抑制に向け必要な措置講じる用意=タイ中銀副総裁

タイ中央銀行のMathee Supapongse副総裁は1日、通貨バーツの上昇は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷している国内経済と一致していない可能性があるとし、バーツ高が国内経済に一段の影響を及ぼさないよう必要な措置を講じる用意があると表明した。

> IMF、チリ向け239億ドルの弾力的信用枠を承認

国際通貨基金(IMF)は29日、チリに対して239億ドルの弾力的信用枠(フレキシブル・クレジット・ライン=FCL)を設定することを理事会が承認したと発表した。新型コロナウイルスの世界的大流行と需要の急減に対処するチリの財政を強化する狙い。

> 〔ロイター調査〕第1四半期の豪GDP、前期比0.3%減へ

ロイターのエコノミスト調査によると、第1・四半期のオーストラリアの国内総生産(GDP)は前期比0.3%減となる見通し。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、9年ぶりのマイナス成長になるとみられている。

> ノルウェー、グリーン産業に3.69億ドルの投資を計画

ノルウェー政府は29日、新型コロナウイルス対策で実施したロックダウン(都市封鎖)の緩和に当たり、より環境に配慮した経済を構築するため36億ノルウェークローネ(3億6900万ドル)を投資する計画を明らかにした。

> タイ訪問の外国観光客、4月はゼロ 新型コロナ感染抑制の規制で

タイ政府観光庁(TAT)によると、4月に同国を訪れた外国からの観光客はゼロだった。タイ政府は新型コロナウイルス感染拡大抑制のため国境を封鎖し、国際旅客便の乗り入れを禁止している。

> モスクワ、1日から封鎖を一部緩和 新型コロナ感染者数が減少

モスクワ市当局は新型コロナウイルスの新規感染者数が減少したことを受けて1日からロックダウン(都市封鎖)を9週間ぶりに緩和する。

> 韓国製造業PMI、5月は41.3に低下 2009年以来の低水準

IHSマークイットの5月の韓国製造業購買担当者景気指数(PMI)は41.3で、4月の41.6から低下し2009年1月以来の低水準となった。新型コロナウイルス感染を防ぐために世界各国で取られた規制措置が引き続き需要と生産に打撃を与え、短期的な回復期待も後退している。

> 韓国セルトリオン、新型コロナ治療薬の動物実験でウイルス大幅減

韓国製薬大手セルトリオン<068270.KS>は1日、同社が開発中の新型コロナウイルス感染症の抗体治療薬の動物実験で、ウイルス量を減らす効果が100倍に高まるとの肯定的な結果を得たと明らかにした。

> BUZZ-金相場が上昇、米国の暴動や米中間の緊張高まりで

*金相場が上昇。米国での暴動報道や米中間の緊張高まりで安全資産としての金が買われている。

> 韓国の5月輸出、3カ月連続のマイナス 減少ペースは鈍化

韓国産業通商資源省が発表した5月の貿易統計によると、輸出は前年比23.7%減少し、3カ月連続でマイナスとなった。新型コロナウイルス感染防止のための各国の封鎖措置で需要が落ち込んだ。ただ、減少ペースは4月の25.1%から鈍化した。

> 中国本土のコロナ新規感染者は16人、過去3週間近くで最多

中国国家衛生健康委員会は1日、5月31日の新型コロナウイルス新規感染者が16人だったと発表した。過去3週間近くで最多となった。

> 「人々は経済より重要」 ローマ教皇が新型コロナ危機で見解

ローマ教皇フランシスコは31日、人々は経済よりも重要だとの見解を示した。

> 〔情報BOX〕新型コロナウイルス、世界の感染者607万人超 死者36.8万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で607万人を超え、死者は36万8539人となった。

> イタリア著名医師「新型コロナは威力失った」 政府は同意せず

イタリア・ミラノにあるサンラファエーレ病院の病院長は31日、現地のテレビ番組で、新型コロナウイルスは威力を失い、致死力が大幅に低下しているとの見解を示した。

> インド、感染者少ない地域で経済再開 6月8日から飲食店など

インド政府は、新型コロナウイルスの感染者が少ない地域を対象に6月8日から経済活動を段階的に容認する方針を示した。

> スペイン首相、封鎖措置「最後の延長」を計画 6月21日まで

スペインのサンチェス首相は31日、新型コロナウイルスの大流行を抑えるための封鎖措置について、6月21日まで15日間の「最後の延長」を議会に要請する考えを表明した。緊急事態宣言が解除されることになる。

> ドイツの追加景気対策、750億─800億ユーロ規模に=国内紙

ドイツ政府は新型コロナウイルス流行後の景気回復を後押しするため750億─800億ユーロ(830億─890億ドル)規模の対策を検討している。ビルト紙日曜版が伝えた。

> トランプ政権、ブラジルに抗マラリア薬200万回分供給

米国とブラジル両政府は共同声明で、米政府がブラジルに新型コロナウイルス感染症の予防・治療薬として抗マラリア薬のヒドロキシクロロキン200万回分を送ったと発表した。

> ブラジル新型コロナ感染者が50万人突破、死者3万人に迫る

ブラジル保健省は31日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万6409人報告され、合計51万4849人になったと発表した。感染者数は米国に次いで世界で2番目に多い。

> ベルギー王子がコロナ陽性、スペインで人数規制違反の集会参加か

ベルギーのフィリップ国王のおい(甥)で王位継承順位が第10位のジョアキム王子(28)は、スペインのパーティーに出席した後、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出た。ベルギー王室の報道官が30日明らかにした。

> ポルトガルが封鎖解除第3段階へ、リスボン地域は一部規制継続

ポルトガルは29日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)解除で、第3段階に進めることを承認した。

> 世界の新型コロナ感染者、600万人突破 中南米で感染拡大

ロイターの集計によると新型コロナウイルスの全世界の感染者は30日、600万人を突破した。ブラジルやチリ、メキシコなど中南米諸国で急速に感染が拡大しており、同地域の死者は5万人に達した。

> 英政府のロックダウン緩和方針は「適切」=ラーブ外相

ラーブ英外相は31日、新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)を慎重に緩和していく政府の方針は妥当だと強調した。

> 豪「戦時内閣」の焦点は雇用に=モリソン首相

オーストラリアのモリソン首相は5月29日、新型コロナウイルスの感染拡大をうまく抑制できた後は失業率低下に注力した「戦時内閣」会合を毎月開くと表明した。

> 韓国、ソウル近郊の物流施設で感染拡大 ソフトバンクG出資企業が運営

新型コロナウイルスの感染が再び拡大している韓国では、外出規制に伴うネット通販需要の増加に対応するため、首都ソウル近郊に3月に新設された物流センターで感染が広がっている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン攻撃と関係筋、イスファハン上空に

ワールド

ガザで子どもの遺体抱く女性、世界報道写真大賞 ロイ

ワールド

北朝鮮パネルの代替措置、来月までに開始したい=米国

ビジネス

個人株主満足度、自動車はトヨタ 銀行は三井住友が首
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 6

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中