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米NY州の新規感染者、大部分が買い物などで外出した人=知事

2020年05月18日(月)10時10分

5月16日、米ニューヨーク州のクオモ知事は、新型コロナウイルスの新たな感染者について、大部分が必要不可欠な職業の従事者ではなく、買い物や運動、人との交流のために外出した人だと明らかにした。写真は、好天に恵まれたニューヨーク州ブルックリンで、ソーシャルディスディスタンスを守りながら公園でくつろぐ人々(2020年 ロイター/Eduardo Munoz)

[16日 ロイター] - 米ニューヨーク州のクオモ知事は16日、新型コロナウイルスの新たな感染者について、大部分が必要不可欠な職業の従事者ではなく、買い物や運動、人との交流のために外出した人だと明らかにした。

同州では州内10地域のうち5地域で15日にロックダウン(都市封鎖)緩和に向けた第1段階の措置が実施され、建築・製造施設の操業再開が認められた。

知事は、新型コロナに関する定例記者会見で「感染した人が病院に行ったり、自宅に戻ったりして他の人を感染させている」と述べた。

同州の1日当たり新規感染者数はおおむね2100─2500人の間で推移している。16日は2419人と前日の2762人から減少した。

クオモ知事は、新規感染者は必要不可欠な職業の従事者になるとの理論を前週立てたが「全く間違っていた」とし、これらの人の「感染率は一般の人を下回っており、新規感染者は主に働いておらず自宅にいる人となっている」と述べた。

同州のムヒカ予算局長は、今後1週間のうちに感染者との濃厚接触者追跡を通じて新規感染経路がより明確になるとの見解を示した。

クオモ知事は経済活動の再開に伴い、同州で感染者が増加するとの見通しを示した上で「急増は望まない」とし、「個々の住民の行動にかかっている」と呼び掛けた。

ロイター
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