ニュース速報

ワールド

新型ウイルス、中国本土の新たな感染者433人・死者29人

2020年02月27日(木)19時35分

 2月27日、中国国家衛生健康委員会は27日、中国本土の新型コロナウイルスの新たな感染者が26日は433人だったと明らかにした。写真は中国の武漢にある商業施設。で26日撮影(2020年 ロイター/Stringer)

る[上海 27日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は27日、中国本土の新型コロナウイルスの新たな感染者が26日は433人だったと明らかにした。前日の406人から増加した。

本土の感染者は累計で7万8497人となった。

26日の新たな死者は29人で、1月28日以降で最低となった。前日の死者は52人。累計の死者数は2744人となった。

湖北省の26日の新たな感染者は409人、新たな死者は26人だった。

北京、黒竜江省、河南省で計3人の死者が出た。

湖北省以外の新たな感染者は24人。6日ぶりに増加した。前日は5人だった。

北京では新たに10人の感染を確認。前日はゼロだった。同市の疾病対策当局の幹部は記者会見で、10人は集団感染のケースで、全員が北京市内の不動産管理会社の同じオフィスで働いていたか、あるいは同じ寮で生活していたと明らかにした。

この不動産管理会社が適切に社員を監視していなかったとも述べた。

中国本土以外では40以上の国・地域で感染が報告されている。ブラジル、パキスタン、ノルウェー、ギリシャ、ルーマニア、アルジェリアでも感染が報告された。

全世界での感染者数は8万人を超え、2800人近くが死亡した。死者のほとんどは中国が占めている。

中国政府の現地調査チームのリーダー・鍾南山医師は新型ウイルスについて「最初に中国で発見されたが、発生源は中国ではない可能性もある」と述べた。発生源とされているセンザンコウ以外にも、コロナウイルスを仲介する野生動物がいるとの見解を示した。

同医師は、新型ウイルスの流行が2月中旬から末にかけてピークを迎え、4月ごろに終息するとの予測をあらためて示した。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インフレ上振れにECBは留意を、金利変更は不要=ス

ワールド

中国、米安保戦略に反発 台湾問題「レッドライン」と

ビジネス

インドネシア、輸出代金の外貨保有規則を改定へ

ワールド

野村、今週の米利下げ予想 依然微妙
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 2
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカ…
  • 10
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 8
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中