ニュース速報

ワールド

イラン、IAEAとの協力関係見直しも 欧州の圧力受け警告

2020年01月20日(月)09時44分

 イランのラリジャニ国会議長は、核合意を巡り英独仏が「紛争解決手続き」を発動したことを受け、イランが「不当な」措置に直面すれば、IAEAとの協力関係を見直すと警告。写真はイランの国旗。ウィーンのIAEA本部で2019年3月撮影(2020年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ドバイ 19日 ロイター] - イランのラリジャニ国会議長は、2015年の核合意を巡り、英独仏が「紛争解決手続き」を発動したことを受け、イランが「不当な」措置に直面すれば、国際原子力機関(IAEA)との協力関係を見直すと警告した。

同手続きはイランの核合意違反を正式に非難するもので、最終的にはイランに対する国連制裁再開につながる可能性がある。

国営テレビによると、ラリジャニ氏は「理由が何であれ、欧州が紛争メカニズムを利用して不当な措置を取れば、IAEAへの協力を真剣に見直すことを明言する」と語った。

イランは、2018年に米国が核合意から離脱し、イランへの制裁を再開したことを受け、合意の段階的な履行停止を進めている。

イラン政権に近いタスニム通信によると、同国の議員団は19日、欧州諸国に対し、イランへの「敵対的なアプローチをやめる」よう警告する声明に署名した。

議員団は欧州が敵対行為をやめなければ、イラン国民の代表として、核合意にとどまるか、IAEAとの協力を継続するかどうかについて決定を下すとしている。

核合意を巡る西側諸国との対立など国家間の問題に関しては、国会ではなく最高指導者・ハメネイ師が最終決定権を持つ。

タスニム通信は、何人の議員が声明に署名したかには言及していない。声明はまた、駐イラン英大使が違法なデモに参加したとしてイラン当局者が非難していた問題を受け、英国との外交関係の見直しを政府に求めている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、ホルムズ「限定」解放の可能性 10日の対米

ワールド

米国防長官「ホルムズ海峡は開放」、停戦順守へ米軍が

ビジネス

紛争は生産を5年で7%押し下げ、打撃は10年超=I

ワールド

イランと制裁緩和など緊密に協議とトランプ氏、武器供
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 5
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 6
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 7
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 8
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 9
    キッチンスポンジ使用の思いがけない環境負荷...マイ…
  • 10
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 5
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 6
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 7
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中