ニュース速報

ワールド

米、中南米諸国のデモ過激化阻止を支援へ=国務長官

2019年12月03日(火)09時14分

 12月2日、ポンペオ米国務長官は、キューバとベネズエラは中南米に広がる民主的なデモの「乗っ取り」を試みて社会不安をあおっていると批判し、抗議活動の過激化を阻止しようとしている同地域諸国を支援する考えを示した。写真はワシントンで11月撮影(2019年 ロイター/Yara Nardi)

[ワシントン 2日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は2日、キューバとベネズエラは中南米に広がる民主的なデモの「乗っ取り」を試みて社会不安をあおっていると批判し、抗議活動の過激化を阻止しようとしている同地域諸国を支援する考えを示した。

ポンペオ氏は米ケンタッキー州ルイビル大学での講演で、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルで最近起きているデモに言及し、コロンビアはベネズエラのデモ隊が自国に入るのを恐れて国境を閉鎖したと指摘。

「トランプ政権は今後も、キューバとベネズエラによるデモ乗っ取りを阻止しようとしている諸国を支援し、合法的な(政府)との連携を通じてデモが人々の民主的な意思を反映しない暴動や暴力に姿を変えるのを防ぐ」と述べた。デモ乗っ取りに関する詳しい説明はなかった。

米国とキューバの関係はトランプ大統領が2017年1月に就任して以降、悪化している。トランプ政権はオバマ前大統領時代に進めた関係改善路線を方向転換してきた。特に、キューバ政府がベネズエラの反米左派マドゥロ政権を支持していることに反発している。

米国とその他50以上の国々はベネズエラの野党指導者グアイド氏を正当な大統領として認定している。それでもなお、マドゥロ氏は軍の支持をつなぎとめ、政府の実務を担っており、キューバのほかにロシアと中国の後ろ盾も得ている。

ポンペオ氏は、マドゥロ氏は政権に「しがみついて」おり、今後もベネズエラ国民の弾圧を続けるだろうと指摘。ただ、「マドゥロ氏に終わりは来る。いつになるのかが分からないだけだ」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン外相、外交優先なら米との合意可能 公正な早期

ワールド

トランプ氏、一般教書演説で「強く繁栄する米国」強調

ビジネス

インフレ2%なら利下げ可能も、生産性向上は過信すべ

ワールド

経団連、米エリオットとの非公開会合を延期 「諸事情
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 6
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 7
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 8
    武士はロマンで戦ったわけではない...命を懸けた「損…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中