ニュース速報

ワールド

北アイルランドDUP、有利な英離脱条件要求へ 保守党との協議で

2017年06月12日(月)20時00分

 6月12日、北アイルランドのプロテスタント系政党、民主統一党(DUP)のアーリーン・フォスター党首(写真)は、保守党との協議で、欧州連合(EU)離脱交渉で北アイルランドに有利な条件を得ることなどを求める見通しだ。9日撮影(2017年 ロイター/Liam McBurney)

[ロンドン 12日 ロイター] - 北アイルランドのプロテスタント系政党、民主統一党(DUP)のアーリーン・フォスター党首は、保守党との協議で、欧州連合(EU)離脱交渉で北アイルランドに有利な条件を得ることなどを求める見通しだ。

12日付のベルファスト・テレグラフ紙に掲載された記事で明らかにした。

8日に行われた総選挙でメイ首相率いる保守党は過半数議席を確保できず、10議席を獲得したDUPとの協力が必要になっている。

フォスター党首は、英国の結束強化を図ることや、EU離脱に当たり北アイルランドに有利な条件を得ることなどを保守党との協議の優先事項に挙げ、「われわれの置かれた立場を利用し、約束したことを実行する」と述べた。

その上で「困難に直面する現状において、国家の安定に寄与する責任にも留意する」と言明した。

フォスター党首は13日にメイ首相と最終協議を行う見通し。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米労働生産性、第1四半期速報値は0.8%低下 約3

ビジネス

米新規失業保険申請1.3万件減の22.8万件、予想

ワールド

中ロ首脳、「鋼の友情」確認 米国の影響力に断固対抗

ビジネス

英中銀、0.25%利下げ 関税が成長・インフレに影
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗と思え...できる管理職は何と言われる?
  • 4
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 5
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 6
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 9
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 10
    あのアメリカで「車を持たない」選択がトレンドに …
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 8
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 9
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 10
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中