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安倍首相が盗聴疑惑で「深刻な懸念」伝達、米副大統領と電話会談

2015年08月05日(水)12時04分

 8月5日、安倍晋三首相はバイデン米副大統領と電話会談を行い、米国家安全保障局が日本政府などを盗聴していたとされる問題で、事実であれば「深刻な懸念を表明せざるを得ない」と伝えた。7月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 5日 ロイター] - 安倍晋三首相は5日午前、バイデン米副大統領と電話会談を行い、米国家安全保障局(NSA)が日本政府などを盗聴していたとされる問題で、事実であれば「同盟国の信頼関係を揺るがしかねないものであり、深刻な懸念を表明せざるを得ない」と伝えた。

菅義偉官房長官が同日の記者会見で明らかにした。

電話会談は午前8時半から約30分間行われた。バイデン米副大統領は、盗聴疑惑が浮上したことで「安倍首相と日本政府にご迷惑をおかけし、大変申し訳ない」と謝罪。少なくとも2014年以降は「米政府は日米同盟の信頼関係を損なう行動は行っていない」と伝えたという。

米側が盗聴の事実を認めたかどうかについて、菅長官は明らかにしなかった。

*見出しを変更します。

(梅川崇)

ロイター
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