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FRB緩和余地「限定的」、追加利下げは慎重に=セントルイス連銀総裁

2025年11月11日(火)03時03分

写真は米セントルイス地区連銀のムサレム総裁。カリフォルニア州パロアルトのスタンフォード大学フーバー研究所で5月撮影。REUTERS/Ann Saphir/File Photo

Ann Saphir

[10日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は10日、連邦準備理事会(FRB)の現行の金融政策は景気を冷やしも刺激もしない「中立」水準近くにあるとの認識を示し、追加利下げには慎重に対応する必要があるとの考えを示した。

ムサレム総裁はブルームバーグテレビに対し、米国のインフレ率はFRBが目標とする「2%」よりも「3%」の方に近い水準にあるほか、景気は底堅く、金融環境は緩和的だと指摘。「インフレ率を目標とする2%に近づけるために、労働市場に一定の保証を提供しながら、引き続きインフレ抑制策を講じなければならない」と述べた。

同時に「金融政策を過度に緩和的にせずに利下げを実施できる余地は限られていると考えているため、極めて慎重に対応しなければならない」と語った。

ムサレム総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っている。

ロイター
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