ニュース速報
ビジネス

午前のドルは一時156.76円まで上昇、4カ月ぶり高値

2024年11月15日(金)12時46分

 11月15日、午前のドルは一時156.76円まで上昇し、4カ月ぶり高値を再び更新した。トランプ氏の米大統領就任を前に、インフレ進行を見越したドル高や米金利高といった「トランプ・ラリー」が続いている。写真は2022年5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[東京 15日 ロイター] -

午前のドルは一時156.76円まで上昇し、4カ月ぶり高値を再び更新した。トランプ氏の米大統領就任を前に、インフレ進行を見越したドル高や米金利高といった「トランプ・ラリー」が続いている。

ドルはきょうも買い地合いで、朝方の156円前半から後半へじり高となった。もっとも、実需の売買が集中する仲値公示の後は戻り売りが強まり、正午過ぎには156円前半へ反落した。

前日海外で1年ぶりに節目の1.05ドルを割り込んだユーロも、東京市場では1.05ドル前半へ切り返した。

内政の混乱や景気停滞、トランプ次期政権とのあつれきといった不透明要因が山積するユーロが「当面のターゲットだった1.05ドルを割り込んだことで、いったんドル買いが落ち着く可能性がある」(FX会社関係者)との声が聞かれた。

ユーロは米大統領選後、主要通貨間で最も大きく下落した。ロイターが最近実施したエコノミスト調査でも、欧州中央銀行(ECB)は今後大幅な利下げに動くことが確実との見方が相次いでいる。

ユーロ/円は164円後半で売買が交錯した。円は米大統領選後、対ドルで売られているが、対ユーロでは買い地合いが続いている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

MAGA派グリーン議員、トランプ氏発言で危険にさら

ビジネス

テスラ、米生産で中国製部品の排除をサプライヤーに要

ビジネス

米政権文書、アリババが中国軍に技術協力と指摘=FT

ビジネス

エヌビディア決算にハイテク株の手掛かり求める展開に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 2
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 3
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 4
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中