ニュース速報
ビジネス

米シスコシステムズ、8─10月期収益が予想上回る AI向け機器好調

2024年11月14日(木)09時52分

 11月13日、米シスコシステムズが発表した第1・四半期(10月26日終了)決算は収益が市場予想を上回った。人工知能(AI)向けネットワーク機器の需要が好調だった。2022年8月、カリフォルニア州サンノゼで撮影(2024年 ロイター/Paresh Dave)

[13日 ロイター] - 米シスコシステムズが発表した第1・四半期(10月26日終了)決算は収益が市場予想を上回った。人工知能(AI)向けネットワーク機器の需要が好調だった。

同時に発表した第2・四半期の業績見通しは市場予想を上回った。ただ、年間売上高がほぼ予想通りになるとの見通しを示したことを受け、時間外取引で株価は1.4%下落した。

第1・四半期の売上高は前年比6%減の138億4000万ドルで、予想の137億7000万ドルを上回った。調整後の1株当たり利益も0.91ドルと、予想の0.87ドルを上回った。

第2・四半期の売上高を137億5000万─139億5000万ドルと予想。アナリストの予想平均である137億3000万ドルを上回った。調整後の1株当たり利益は0.89─0.91ドルを見込む。市場予想は0.87ドル。

年間売上高予想は553億─563億ドル。従来予想は550億─562億ドル。市場予想は558億9000万ドル。

調整後の年間利益予想は従来の3.52─3.58ドルから3.60─3.66ドルに引き上げた。

企業はAI技術への投資を強化しており、ルーターといったシスコシステムズの製品を活用するデータセンターへの需要が急増している。ただ、同社はネットワーク機器事業への依存を下げようとしている。

今年に入り、サイバーセキュリティーやクラウドシステム、AI主導の製品に軸足を移すためにコスト削減を進めている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏と米特使の会談、2日目終了 和平交渉

ビジネス

中国万科、償還延期拒否で18日に再び債権者会合 猶

ワールド

タイ、2月8日に総選挙 選管が発表

ワールド

フィリピン、中国に抗議へ 南シナ海で漁師負傷
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 6
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 7
    世界の武器ビジネスが過去最高に、日本は増・中国減─…
  • 8
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ステフィン・カリー、嘘みたいなロングシュート成功…
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 5
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 6
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中