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中国AI企業の科大訊飛、毛沢東批判の論文生成で株価急落

2023年10月25日(水)12時48分

 10月24日、中国の人工知能(AI)企業、科大訊飛(アイフライテック)の株価が、10%急落した。写真は上海で2021年3月撮影(2023年 ロイター/Aly Song)

Josh Ye

[香港 24日 ロイター] - 中国の人工知能(AI)企業、科大訊飛(アイフライテック)の株価が24日、10%急落した。同社が中国の学生に販売しているタブレット端末で毛沢東元国家主席を批判する論文が生成されているとの報道を受けて売られた。

百度(バイドゥ)が提供する個人向けプラットフォーム「百家号(Baijiahao)」には、タブレット端末が毛沢東氏を「偏狭」、「不寛容」などと描写したことについてアイフライテックのカスタマーサービスに苦情を伝えている人物の写真が投稿された。

ロイターはこのアカウントを確認できなかった。アイフライテックはコメント要請に応じていない。

中国のメディア、Cailiansheはアイフライテックの創設者である劉慶峰会長の発言として、問題となったコンテンツは外部のサプライヤーが提供したものであり、問題発覚後にこのサプライヤーとアイフライテックのスタッフの双方が処分を受けたと伝えた。

同会長の話では、アイフライテックはまた、コンテンツの審査メカニズムを強化した。

ロイター
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