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EXCLUSIVE-独政府、来年の景気後退入りを予測=関係筋

2022年10月07日(金)00時39分

ドイツ政府が2023年の経済成長率予測(暫定値)が前年比0.4%減となり、景気後退に陥るとの見通しをまとめたことが6日、分かった。欧州最大の経済大国であるドイツは、エネルギー危機と物価上昇、供給のボトルネックなどの圧迫を受ける。2人の関係筋がロイターに明らかにした。(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ政府が2023年の経済成長率予測(暫定値)が前年比0.4%減となり、景気後退に陥るとの見通しをまとめたことが6日、分かった。欧州最大の経済大国であるドイツは、エネルギー危機と物価上昇、供給のボトルネックなどの圧迫を受ける。2人の関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、政府は22年の経済成長率予想も1.4%増と、4月に公表した従来予想の2.2%増から下方改定。23年の従来予想は2.5%増だった。

関係筋は、政府のインフレ率予想は22年に7.9%、23年に8%と、1桁台後半にとどまる見込みだが、ガス価格の影響次第で数値は若干変化する可能性があると指摘。

24年の経済成長率は2.3%増となり、プラス成長に回帰することを政府が見込んでいることも明らかにした。

経済省の報道官は、ハベック経済相が来週にも経済成長率予測について発表予定だとした上で「まだ最終的な結果はまとまっていない。詰めの作業を進めている」とコメントした。

エネルギー価格高騰でドイツの9月のインフレ率はこの四半世紀余りで最大となり、アナリストはさらに悪化すると警告している。

ロイター
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