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暗号資産交換所FTX、ロビンフッド買収協議入り否定

2022年06月28日(火)10時27分

 6月27日、サム・バンクマンフリード氏が率いる暗号資産(仮想通貨)交換所FTXが、新興ネット証券ロビンフッドの買収の可能性を模索している。写真はロビンフッドのロゴ。ニューヨークで2021年7月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[27日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換所FTXは、新興オンライン証券ロビンフッド・マーケッツの買収に向けた協議には入っていないと表明した。買収の可能性を模索しているとする通信社ブルームバーグの報道を受けた。

ブルームバーグは27日、事情に詳しい関係者の話として、FTXはまだ社内でロビンフッドの買収方法を議論している段階にあり、ロビンフッドが正式な買収提案を受け取ったわけではないと伝えていた。

FTX創業者兼最高経営責任者(CEO)であるサム・バンクマンフリード氏は声明で「ロビンフッド側と積極的にM&A(合併・買収)の話はしていない」としつつ、「われわれはロビンフッドのビジネス展望および同社と提携できる可能性に興奮している」とした。

ロビンフッドはコメントを拒否した。同社の株価はこの報道で14%以上値を上げた後、時間外取引で5%下落した。

先月、バンクマンフリード氏はロビンフッドの株式7.6%を取得していると明らかにした上で、経営権を取得するつもりはないと語っていた。

ロビンフッドは議決権比率の高い種類株を発行しており、何人かの創業者が全体で議決権の64%を握っている。

ロイター
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