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市中向け国債発行198.6兆円に据え置きへ、前倒し債を活用=政府筋

2022年05月16日(月)15時02分

 5月16日、政府は、2022年度国債発行計画見直しで、カレンダーベース市中発行額を198.6兆円に据え置く方針を固めた。写真はシンガポールで2017年6月撮影(2022年 ロイター/Thomas White)

山口貴也

[東京 16日 ロイター] - 政府は、2022年度国債発行計画見直しで、カレンダーベース市中発行額を198.6兆円に据え置く方針を固めた。借換債の前倒し発行を活用し、補正予算案の財源として追加発行する赤字国債2.7兆円を吸収する。ロイターが計画案を確認した。

物価高対策に伴う22年度一般会計補正予算案では、予備費1.5兆円の積み増しやガソリン補助金の拡充経費1.2兆円を盛り込み、2.7兆円を追加歳出する。財源は全額赤字国債とする方針だ。赤字国債の追加額は2兆7009億円となる。

一方、国債発行計画では、予算ベースの増発国債を「年度間調整分」に計上し、定期的な入札を通じた市中向け国債の発行予定額は変更しない。財務省が17日に発表する。

ロイター
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