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吉利とルノー、アジアの合弁事業を近く発表へ=関係筋
複数の関係筋によると、中国自動車大手の浙江吉利控股集団と仏同業のルノーは、吉利のハイブリッド車を韓国で生産する合弁事業を近く発表する見通し。写真は上海の販売店、8月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[北京 21日 ロイター] - 複数の関係筋によると、中国自動車大手の浙江吉利控股集団と仏同業のルノーは、吉利のハイブリッド車を韓国で生産する合弁事業を近く発表する見通し。
米韓自由貿易協定(FTA)を利用して無関税で米国に輸出することも検討するという。
合弁事業は今年初めから準備作業が進めらており、中国での共同事業も含まれる。ルノーは、低迷している韓国事業をテコ入れし、アジア全体でプレゼンスを高める方針。
ルノーは昨年、中国から撤退したが、プラグインハイブリッド車を中心とする新たなブランドを吉利と共同で運営し、中国に再参入する。
吉利とボルボが共有する「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」や、吉利のサプライチェーンと中国の生産施設を活用。ルノーは、中国で新ブランドの車両設計、販売、マーケティングを担当するという。
また、吉利はルノーの韓国工場でスポーツ用多目的車(SUV)の「Lynk & Co 01」を生産する計画。
関係筋によると、吉利は米韓FTAを利用して、Lynk & Coを米国に輸出する可能性を検討している。