ニュース速報

ビジネス

コーエン氏のヘッジファンド、仮想通貨市場を調査 具体的な計画未定

2021年05月14日(金)12時00分

 5月13日 米富豪のスティーブン・A・コーエン氏(写真)が率いるヘッジファンド運営会社ポイント72アセット・マネジメントは、2兆ドル規模に上る仮想通貨市場について調査を進めているが、現時点でどのような取引を行うか計画は立てていないとの書簡を顧客に送付した。2月10日、ニューヨーク市で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[ボストン 13日 ロイター] - 米富豪のスティーブン・A・コーエン氏が率いるヘッジファンド運営会社ポイント72アセット・マネジメントは13日、2兆ドル規模に上る仮想通貨市場について調査を進めているが、現時点でどのような取引を行うか計画は立てていないとの書簡を顧客に送付した。

同社は書簡で「現在2兆ドルに達する仮想通貨市場を無視するのは怠慢だろう」とし、コーエン氏と同氏のチームが新たな市場機会を常に精査していることを明らかにした。

これに先立ち、仮想通貨専門サイト「ザ・ブロック」は、ポイント72が仮想通貨に大規模な投資をすると伝えていた。

同社の広報担当は、書簡の内容以上のことはコメントできないとしている。

書簡では「テーブルの席を確保したいと考えている」としながらも、同社が最終的にどのようなアプローチを取る方針なのかを明らかにするのは時期尚早だとし、「この市場にどのようにアプローチしていく方針なのか、具体的な計画がまとまれば」顧客に通知するとしている。

同社の書簡については、ブルームバーグが先に報じた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、イスラエルによるヨルダン川西岸併合容認せず、副

ワールド

中国石油大手、ロシア産原油の購入停止 米制裁受け=

ワールド

ロシア、EUが凍結資産を接収すれば「痛みを伴う対応

ビジネス

英国フルタイム賃金の伸び4.3%、コロナ禍後で最低
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 10
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中