[ダカール 11日 ロイター] - コンゴ民主共和国でエボラ出血熱による死者が2000人を超えたことが、公式統計で分かった。
保健当局は11日、エボラの感染確認が5つの州で計4381人に上り、死者数が2011人に達したと発表した。
保健当局が記録上最も急速に拡大していると説明する今回の流行は、発見の遅れ、紛争、医療体制の逼迫が重なり、過去の流行時を上回る速さで感染が拡大している。
同国で17回目となる今回のエボラ流行は5月中旬に宣言された。原因のウイルスは希少なブンディブギョ株で、承認されたワクチンや治療法が存在しない。
先月、科学誌『サイエンス』に掲載された研究によると、感染は1月以前にイトゥリ州で始まった可能性があり、1月中旬から5月15日までの間に500件以上の感染疑い例が特定された。
感染地域における医療物資の不足や治安の悪化により、接触者の追跡、患者の隔離、感染拡大の抑制に向けた取り組みは困難を極めている。
2018年から20年にかけてコンゴで発生したエボラ流行では、死者数が2000人に達するまでに1年以上を要した。今回の流行では、死者数が1000人から2000人へと1カ月足らずで急増しており、ウイルスの感染拡大の速さを浮き彫りにしている。