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午後3時のドル103円後半、短期筋に円売りの思惑

2021年01月25日(月)15時22分

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの103円後半。週明けは材料難で全般的に小動きだった。写真は米ドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 25日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 103.70/72 1.2179/83 126.31/35

午前9時現在 103.78/80 1.2165/69 126.26/30

NY午後5時 103.77/80 1.2167/69 126.27/31

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの103円後半。週明けは材料難で全般的に小動きだった。市場では、高水準に膨らんだ短期筋の円買い持ちの行方が話題だった。

ドルは前週末海外終盤とほぼ同じ103.70円付近で取引を開始。27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて手控えムードが強まりやすく、午後にかけても上下20銭強の狭いレンジ内でもみあいが続いた。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(1月19日までの週)に基づくロイターの算出によると、ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する売り越し額は344億8000万ドルと、2011年5月以来の高水準を記録した。

ドルが大きく売られる一方、円の買い持ち幅は5万0014枚と、前週の5万0520枚から小幅な減少にとどまった。依然4年ぶり高水準に膨らんだままで「そろそろ短期筋の円売り戻しが強まってもおかしくない」(外銀)との指摘が出ていた。

ユーロの買い持ちは同16万3466枚と、前週の15枚5890枚から増加した。「前週はユーロ安傾向が見られたが、先物ではロングが逆に増えている。欧州中央銀行(ECB)の理事会でユーロ高けん制があった後もユーロが買われたことに鑑みて、ドルには根強い先安観がありそうだ」(外為アナリスト)という。

(為替マーケットチーム)

ロイター
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