ニュース速報

ビジネス

米、インテルなどにファーウェイ向けライセンス取り消し=関係者

2021年01月19日(火)03時48分

 トランプ米政権は1月17日、半導体大手インテルを含めた中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のサプライヤーに対して、ファーウェイ向けのさまざまなライセンス供与の許可を取り消し、新規の許可申請も却下すると通知した。事情に詳しい関係者がロイターに明かした。写真はファーウェイのロゴ、2020年9月に上海で撮影(2021年 ロイター/Aly Song)

[ニューヨーク/ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米政権は、半導体大手インテルを含めた中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のサプライヤーに対して、ファーウェイ向けのさまざまなライセンス供与の許可を取り消し、新規の許可申請も却下すると通知した。事情に詳しい関係者がロイターに明かした。

ファーウェイは米国にとって安全保障上の脅威だとみなして締め付けを続けていたトランプ政権にとって、今回が同社に対する最後の制裁措置になりそうだ。

米半導体工業会(SIA)が15日に加盟企業に送ったメールをロイターが確認したところでは、商務省は相当数のファーウェイ向けライセンス供与許可を否認し、少なくとも以前に認めた1件の許可を取り消す意向だと説明。関係者の1人は、4社が得ていた計8件の許可が取り消されることになったと述べた。

2人の関係者の話では、半導体メモリー大手のキオクシアの場合、少なくとも1件の許可が取り消された。同社は、特定の製品や顧客に関する事業の詳細を公表しないとコメントした。

SIAの広報担当者はコメントを控えた。

半導体各社は、ファーウェイ向けライセンス供与を巡る商務省の判断を何カ月も待ち続けてきたが、政権交代まであとわずかという時期にこうした決定が下されたことで、対応が難しくなる。

ライセンス供与却下を通知された企業は20日以内に対応することが義務付けられる。この対応について商務省が45日以内に修正を求める可能性があり、企業側にはその後45日以内に異議を申し立てる権利がある。

ファーウェイは、米商務省のエンティティー・リストに昨年5月に追加された。その後、米国の技術を利用した外国製半導体も許可制となるなど米当局のファーウェイ締め付けはさらに厳しくなった。関係筋によると、ライセンスを許可するか米当局間で見解が一致せず、これまでに約150のライセンスがペンディングになっているという。

インテルは昨年9月の段階では、一部製品の供給を継続するライセンスを取得したと説明していた。

ファーウェイとインテルはコメントを差し控えた。米商務省は、特定のライセンスに関する決定にはコメントできないとした上で、引き続き他の当局と連携して、米国の安全保障と外交政策上の利益を守る形でライセンス業務を執行していると説明した。

*情報を追加します

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イランは報復を準備、対応は壊滅的なものに=当局者

ワールド

イスラエル、イランに先制攻撃と発表 米軍もと米紙報

ワールド

トランプ氏、アンソロピック技術の使用停止指示 「サ

ワールド

アングル:5年目迎えたウクライナ戦争、戦車が消えド
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「内側」から食い尽くす...カナダの大学が発表
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 6
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKI…
  • 7
    トランプがイランを攻撃する日
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中