ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反落、米追加経済政策巡り様子見ムード強く

2020年10月20日(火)12時02分

10月20日 午前の東京株式市場で日経平均は前営業日比74円64銭安の2万3596円49銭となり、反落した。写真は東京証券取引所。10月1日撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 20日 ロイター] - 20日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比74円64銭安の2万3596円49銭となり、反落した。前日の米国株式相場は追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る不透明感で主要3指数が下落し、日本株市場も朝方から軟調な展開となった。米株先物が堅調に推移したことから、日経平均は一時プラス転換する場面もあったが、再び下げ幅を拡大し幅広い業種で売りが先行した。

TOPIXは0.39%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は7968億円と連日薄商い。東証33業種中、小売業、電気機器、繊維業を除く30業種が値下がり。陸運業、鉱業、石油・石炭製品、パルプ・紙などが値下がり率上位に入った。

市場の関心は、米国の追加経済対策と欧州での新型コロナウイルスの感染拡大に集まる。民主党のペロシ下院議長は追加経済対策が大統領選前の合意の可否について、20日終わりまでに明確になることを望んでいるとし、「きょうのデッドラインを控え投資家の慎重姿勢がやや強まっている」(SMBC信託銀行 シニアマーケットアナリスト、山口真弘氏)との声も聞かれる。

欧州で新型コロナの感染が再拡大していることなどから、「ウィズ・コロナ」関連の銘柄の人気が引き続き高まっている。個別では、東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>が上昇。「新しい生活様式のもとでECなどの需要が高まり、データ量増加の恩恵を受けられる半導体関連株が見直されているのではないか」(国内証券)という。

東証1部の騰落数は、値上がり771銘柄に対し、値下がりが1307銘柄、変わらずが92銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ブラジル大統領選、ボルソナロ氏が長男出馬を支持 病

ワールド

ウクライナ大統領、和平巡り米特使らと協議 「新たな

ワールド

プーチン大統領、トランプ氏にクリスマスメッセージ=

ワールド

ローマ教皇レオ14世、初のクリスマス説教 ガザの惨
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 4
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 5
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    【銘柄】「Switch 2」好調の任天堂にまさかの暗雲...…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 5
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 6
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 7
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 8
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中