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英総合PMI、5月改定値は30に改善 海外の封鎖緩和が寄与
[ロンドン 3日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した5月の英総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は30.0で、4月の13.8から上昇した。引き続き景況拡大と悪化の節目である50を大きく下回ったが、新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)が各国で緩和されるに伴い、一部で業況が改善、速報値(28.9)から上方修正された。
サービス部門PMI改定値は29.0。速報値から上方修正されたが、4月の13.4に次ぐ過去2番目の低水準となった。
顧客が支出を減らし、受注が減少した。
IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「消費者の需要も依然、非常に低迷しており、サービス業は大半が営業再開の計画段階にある」と述べた。
見通しは、3月を底に2カ月連続で幾分改善した。しかし、顧客に対面で対応する企業の間では、社会的距離ルールで客足が回復せず、コストが上昇するとの懸念が強い。
一方、一足早く新型コロナ危機から回復しているアジア太平洋地域やネット販売から新規受注が入っている企業もある。
ただ、輸出受注は減少し続けており、一部サービス企業は、厳しい移動制限で、海外からの仕事を受けていないという。
サービス部門PMIには、新型コロナの打撃が特に深刻な小売りは含まれていない。