ニュース速報

ビジネス

ドル指数上昇、米中緊張の高まりで安全買い=NY市場

2020年05月23日(土)06時28分

5月22日、ニューヨーク外為市場では、米中間の緊張の高まりを背景に安全通貨に対する需要が高まり、ドル指数が上昇した。写真は2016年11月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米中間の緊張の高まりを背景に安全通貨に対する需要が高まり、ドル指数が上昇した。

中国政府は、香港に国家安全法の制定を義務付ける新たな法案を全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に提出。これについてポンペオ米国務長官は「横暴かつ破滅的」で、香港の自治の「終えんの前兆」と非難した。前日にはトランプ米大統領が、中国が香港に国家安全法を導入すれば米国は「極めて強硬に対応する」と警告していた。

米中関係は新型コロナウイルスの感染拡大を巡っても悪化。シリコンバレーバンク(カリフォルニア州)のシニア外為トレーダー、ミン・トラン氏は「市場は完全に『リスクオフ』状態になっている」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.4%高の99.789。アクション・エコノミクスのグローバル外為分析部門責任者、ロナルド・シンプソン氏は「安全通貨としてのドルに買いが入ったことで、ドル指数が押し上げられた」と指摘。ただ、週初からは約0.6%の下落となった。

ユーロは対ドルで0.5%安。

中国人民元は7.1645元と、2カ月ぶり安値を更新。オンショア人民元は8カ月ぶり安値を付けている。

リスク動向に敏感を反映するとされる豪ドルは対米ドルで0.5%安。ニュージーランドドルも0.5%下落した。

英ポンドは対ドルで0.4%安。英国立統計局(ONS)が発表した4月の小売売上高は前月比18.1%減と、統計開始以来、最大の落ち込みとなった。

原油安を受け資源国通貨も下落。対米ドルでカナダドルが約0.2%、ノルウェークローネが約0.8%下落した。

ドル/円 NY終値 107.61/107.6

4

始値 107.45

高値 107.65

安値 107.43

ユーロ/ドル NY終値 1.0900/1.090

4

始値 1.0901

高値 1.0914

安値 1.0886

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU重要物資備蓄、仏独伊が役割分担 中国依存脱却へ

ワールド

トランプ米大統領、グリーン氏辞任の下院議員補欠選挙

ワールド

EU大使、ウクライナ向け900億ユーロ融資の詳細で

ワールド

バンス氏とルビオ氏どちらが有力後継者か、トランプ氏
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中