世論調査ではピート・ブティジェッジ前運輸長官が優勢だが、賭け市場では劣勢。このギャップこそ、2028年米大統領選予備選で民主党最大の試金石になりそうだ。

20年の民主党予備選で躍進を遂げてから6年。28年大統領選をめぐり、ブティジェッジは世論調査で繰り返し民主党候補のトップ近辺につけている。エマーソン大学の7月の調査では19%で1位となり、カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサムを上回った。

だが情勢は流動的だ。別の調査ではニューサム、カマラ・ハリス前副大統領、下院議員のアレクサンドリア・オカシオコルテスが首位を争う。賭け市場はブティジェッジにより厳しい。8月上旬時点ではニューサムやオカシオコルテス、ジョン・オソフ上院議員が有力視されている。

このギャップは、民主党が抱える大きな問いを映し出している。28年大統領選で求められるのは米政治のアウトサイダーなのか、インサイダーなのか。中西部の小都市市長のイメージが残りつつも閣僚経験者で全国レベルの論客でもあるブティジェッジは、その両面を併せ持つのが強みだ。

世論調査が映すのは最有力候補。賭けが重視するのは大穴だ。28年までには、どちらが誤りか明らかになるだろう。

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