ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感指数、9月は18年ぶり高水準 貿易摩擦の影響軽微

2018年09月26日(水)04時40分

[ワシントン 25日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が公表した9月の米消費者信頼感指数は138.4と、前月の134.7(上方修正後)から予想外に上昇し、2000年9月以来18年ぶりの高水準を記録した。

米中貿易摩擦が激化する中でも米経済は底堅さを保っていることが浮き彫りとなった。

ロイターがまとめたアナリスト予想は、132.0への低下を見込んでいた。リン・フランコ調査部長は「消費者の現況評価が引き続き極めて前向きで、堅調な景気や雇用の伸びが支援材料」と分析した。指数は今年に入り過去最高となる144.7を記録している。

MFUG(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「個人消費は常に経済の起爆剤となる成長エンジンの運転役を担っているが、関税問題の影響が表面化した場合、何が起きるかを予想することは非常に難しい」と述べた。

家計の多くが家電や自動車、住宅の購入を計画しており、向こう半年の事業環境に前向きな中、足元、貿易摩擦が消費者に及ぼす悪影響は軽微とみられる。また、関税に伴い中国からの輸入品がさらに値上がりしても、労働市場のひっ迫に伴う賃金上昇や高い貯蓄率が家計の下支えになると指摘する専門家もいる。

ベレンバーグ・キャピタルマーケッツ(ニューヨーク)のエコノミスト、ロヤナ・リード氏は「消費者が値上がり商品の代替品を購入したり、企業がコスト上昇を吸収したりすることは可能だ」と話した。

内訳では、現況指数が173.1と、前月の172.8(修正後)から上昇。期待指数は115.3で、前月の109.3(同)から上がった。

就職が困難とみる向きと職が十分とみる向きの差は32.5と、2001年1月以降で最大となった。

1年先のインフレ期待は4.7%で、前月水準(同)から変わらずだった。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、中南米12カ国首脳と会合 7日にフロリ

ビジネス

米経済活動、7地区で緩やかな拡大 見通しは全体に楽

ワールド

イラン、CIAに停戦協議打診か イスラエルは米に説

ワールド

ハメネイ師息子モジタバ師、後継有力候補との情報 米
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 7
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 8
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中