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日経平均は3日ぶり反落、朝高後下げに転じ安値引け シリア情勢重荷

4月11日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。10日の米国株が米中貿易摩擦の懸念後退で大幅高となったことを背景に、朝方は買いが先行した。ただ日本株には前日に先行して織り込まれた材料でもあり上昇の勢いが鈍く、先物主導で下げに転じた。写真は東京証券取引所で2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。10日の米国株が米中貿易摩擦の懸念後退で大幅高となったことを背景に、朝方は買いが先行した。ただ日本株には前日に先行して織り込まれた材料でもあり上昇の勢いが鈍く、先物主導で下げに転じた。緊迫化したシリア情勢に対する警戒感が全体相場の重しとなる中、後場に下げ幅を拡大。安値引けとなった。
TOPIXは0.38%安で取引を終了。同じく安値引けとなった。セクター別では精密機器が下落率トップ。小売やサービス、食料品など内需セクターが軟調だった。一方、石油関連セクターは大幅高。海運や証券株は買い戻しが優勢となった。
外為市場でドル/円
個別銘柄では、米携帯電話3位のTモバイルUS
このほか、10日に2018年8月期業績予想の上方修正を発表したビックカメラ<3048.T>が大幅高。ゲーム機やテレビなどの好調を背景に足元の収益が拡大していることを反映させた。半面、19年2月期の営業利益見通しが市場予想を下回ったJ.フロント リテイリング<3086.T>は一時13%安。前期に計上した固定資産売却益がなくなるほか、百貨店関連の投資増が響くという。
東証1部の騰落数は、値上がり728銘柄に対し、値下がりが1278銘柄、変わらずが76銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 21687.10 -107.22
寄り付き 21819.09
安値/高値 21687.10─21837.36
TOPIX<.TOPX>
終値 1725.30 -6.64
寄り付き 1735.73
安値/高値 1725.30─1735.73
東証出来高(万株) 153320
東証売買代金(億円) 25586.27