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ユーロ下げに転じる、ECB買い入れ「縮小しより長く」

2016年12月09日(金)01時17分

12月8日、欧州中央銀行(ECB)が資産買い入れを「規模を縮小し長く」実施する方向へと変更したことを受け、ユーロが当初の上げから下落に転じた。写真は1月31日、ロンドンで(2016年  ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が資産買い入れを「規模を縮小し長く」実施する方向へと変更したことを受け、ユーロが当初の上げから下落に転じた。

欧州中央銀行(ECB)は資産買い入れを来年末まで延長することを決めたが、月額の買い入れ規模は800億ユーロから600億ユーロに減額した。

発表直後、ユーロ/ドルは一時1.0875ドルに急伸。だがその後は1%安の1.0630ドルをつけた。

資産買い入れの詳細が明らかになる中、ユーロ圏国債利回りは総じて2─8ベーシスポイント(bp)上昇。だがECB発表前につけた水準か、これを下回る水準で推移している。独10年債利回りは8bp上昇の0.43%。

みずほのストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏は、今回の資産買い入れ変更のポイントは「規模を縮小しより長く実施する」と指摘。このため「2017年12月、18年にわれわれの予想以上の買い入れを実施している可能性がある」と述べた。

ロイター
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