ニュース速報

ビジネス

伊勢志摩サミットが開幕、安倍首相が各国首脳を伊勢神宮で出迎え

2016年05月26日(木)13時14分

 5月26日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が午前、開幕した。議長国である日本の安倍晋三首相が主要7カ国(G7)首脳を伊勢神宮・内宮前で出迎え、公式日程がスタートした。写真は三重県伊勢市で撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[伊勢/志摩 26日 ロイター] - 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が26日午前、開幕した。議長国である日本の安倍晋三首相が主要7カ国(G7)首脳を伊勢神宮・内宮前(三重県伊勢市)で出迎え、公式日程がスタートした。

首脳らは、オランド仏大統領をはじめに1人1人がゲートの役割を果たしている宇治橋を渡り、伊勢神宮の神域内に入って行った。各首脳は記念の植樹を行った後、内宮の正殿まで数分間、語り合いながら移動した。

午後には会場となる志摩市賢島のホテルで、世界経済をテーマに最初の討議に入る。中国の景気減速や原油価格の低下などを背景に不透明さを増している世界経済情勢について、議論を交わす予定。

G7が持続的かつ力強い成長への道筋を示すよう明確なメッセージを出すことができるか注目される。

サミットは2日間にわたり、テロや難民問題、海洋安全保障、気候変動などの課題で断続的に議論が行われ、テロ対策の行動計画などを策定する予定。

27日午前には、G7以外の国や国際機関も加わり、アジアの安定や開発問題など、さらに幅広いテーマで討議が行われる。

それらの議論を踏まえ、27日午後に議長である安倍首相が記者会見し、首脳宣言を発表する。

G7の政策協調が演出され、力強いメッセージが出るのかどうかが大きなポイントして、内外から注目されている。

*写真を差し替えて再送します

(宮崎亜巳 編集:田巻一彦)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険2000件減、労働市場安定も失業期間

ワールド

訂正-G7、過度の不均衡対処で合意 対ロ制裁計画で

ビジネス

米実質賃金、過去1年は停滞=JPモルガン調査

ワールド

中国副首相、JPモルガンCEOと会談 協力深化呼び
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 2
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 3
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 4
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 5
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 6
    子育て世帯の年収平均値は、地域によってここまで違う
  • 7
    米国債デフォルトに怯えるトランプ......日本は交渉…
  • 8
    空と海から「挟み撃ち」の瞬間...ウクライナが黒海の…
  • 9
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 10
    「誰もが虜になる」爽快体験...次世代エアモビリティ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 4
    ワニの囲いに侵入した男性...「猛攻」を受け「絶叫」…
  • 5
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 6
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 8
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 9
    中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 10
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中