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2024年11月13日(水)10時42分

トランプ次期米大統領は12日、中央情報局(CIA)長官に、自身の1期目に国家情報長官を務めた側近のラトクリフ氏(写真)を指名する考えを明らかにした。2020年12月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Jonathan Ernst)

Patricia Zengerle

[12日 ロイター] - トランプ次期米大統領は12日、中央情報局(CIA)長官に、自身の1期目に国家情報長官を務めた側近のラトクリフ氏を指名する考えを明らかにした。

ラトクリフ氏は、トランプ氏の政治思想を支持するシンクタンク「米国第一政策研究所」傘下「アメリカ安全保障センター」の共同会長に就いていた。大統領選の選挙戦ではトランプ氏に安全保障政策に関する助言を行った。

トランプ氏は声明で、ラトクリフ氏が米情報機関トップの職を初めて2つ務める人物になることを楽しみにしているとし、「全ての米国人の憲法が保障する権利の勇敢な戦士となり、最高レベルの国家安全保障、力による平和を確保するだろう」と述べた。

ラトクリフ氏はバイデン現政権の中東情勢への対応を批判してきた。6月の寄稿では、バイデン氏がパレスチナ自治区ガザでの軍事行動を巡り、イスラエルへの武器供与を停止すると脅したことについて、重要な同盟国を危険にさらしたと批判。また、イランに対して十分に厳しい態度を取っていないと主張した。

国家情報長官時代は自らを対中強硬派と位置づけていた。

民主党議員や元情報当局者からは、ラトクリフ氏がトランプ氏や共和党内の親トランプ派を有利にするために文書の機密指定を解除したと非難された。

ロイター
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