ニュース速報

日経平均は続落、米株安を嫌気 円高一服と半導体関連株高は支え

2019年06月26日(水)15時25分

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株安の流れを引き継ぐ形で朝方から売りが先行。20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)を控えて積極的にリスクを取りにくい中、後場は利益確定売りでやや下げ幅を広げたが、円高一服や半導体関連株の堅調推移などが支えとなり、節目の2万1000円割れは回避した。

TOPIXは0.59%安で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆6814億円と薄商いだった。東証33業種では、ゴム製品、化学、精密機器、情報・通信などが値下がり率上位に入った。半面、金属製品、医薬品、海運、非鉄金属などが値上がりした。

SCREENホールディングス<7735.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体関連の一角も買われた。米半導体大手マイクロン・テクノロジーが25日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)向けの出荷を一部再開したと明らかにし、同社製半導体への需要が年内に上向くとの見通しを示したことなどが好感された。

市場では「半導体関連は買い戻しの域を出ないものの、売られ過ぎの製造業の一角に底堅さがみられる。潮目の変化を感じさせる動きであり、200日移動平均線(2万1653円17銭=26日)近辺までの戻り余地はありそうだ」(東海東京証券・機関投資家営業部部長の静間康禎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、LIXILグループ<5938.T>が大幅続伸。25日の株主総会を経て新体制が固まったことが材料視された。昨年10月末にトップ交代人事が行われ、経営体制の混乱が続いていたが、不透明感がひとまず解消されたとみられている。前日に自社株買いを発表した高島屋<8233.T>も堅調だった。

東証1部の騰落数は、値上がり508銘柄に対し、値下がりが1552銘柄、変わらずが77銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21086.59 -107.22

寄り付き    21067.68

安値/高値   21035.84─21129.64

TOPIX<.TOPX>

終値       1534.34 -9.15

寄り付き     1534.94

安値/高値    1532.23─1539.92

東証出来高(万株) 93501

東証売買代金(億円) 16814.29

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米8月小売売上高0.6%増、3カ月連続増で予想上回

ビジネス

米8月製造業生産0.2%上昇、予想上回る 自動車・

ワールド

EU、新たな対ロ制裁提示延期へ トランプ政権要求に

ワールド

トランプ氏、「TikTok米事業に大型買い手」 詳
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 2
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがまさかの「お仕置き」!
  • 3
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる」飲み物はどれ?
  • 4
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 7
    「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出…
  • 8
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 9
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中