ニュース速報

ドル上昇、トランプ氏が米中通商合意を楽観視=NY市場

2019年06月13日(木)06時11分

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、トランプ米大統領が米中通商合意について楽観的な見方を示したことを受け、ドルが上昇した。

米中貿易戦争で世界的な経済成長が阻害される懸念を背景に米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が高まる中、ドルはこのところ圧迫されていた。ただ、米国の政策金利はユーロ圏よりも高い水準にあるため、ドルはユーロに対し継続的に下落する事態にはなっていない。

CIBCキャピタル・マーケッツ(トロント)の北米外為戦略部門責任者、ビパン・ライ氏は「米国とユーロ圏との間にはまだ極めて大きな金利差が存在しているため、FRBの利下げ観測が高まる中でもドルはユーロに対して地合いを保っている」と述べた。

トランプ大統領はこの日、米中は通商問題で合意に至る「気がしている」と発言。ただ、合意が得られない場合は中国製品に対する関税を引き上げると改めて警告した。

トランプ氏はこのほか、ロシア産ガスをバルト海経由で欧州に輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」プロジェクトを巡る制裁措置を検討しているとし、ドイツに対しエネルギーでロシアに依存しないよう警告。これを受け、ユーロに売りが出た。

この日発表の米経済指標では、5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)が前月比0.1%上昇と、小幅な伸びにとどまった。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは4カ月連続で前月比0.1%上昇した。発表後の朝方の取引では、ドルがやや弱含む場面もあった。

今週は14日に発表される5月の小売統計が注目されている。FRBは来週18─19日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げには踏み切らないとの見方が大勢となっているが、近い将来の利下げについて手掛かりを示すかに市場は注目。金利先物が示す利下げの確率は6月が21%、7月が85%となっている。

英ポンドは下落。野党・労働党による合意なき離脱阻止に向けた動きが議会で阻まれたことが売り要因となった。

ドル/円 NY終値 108.49/108.52

始値 108.34

高値 108.54

安値 108.27

ユーロ/ドル NY終値 1.1287/1.1292

始値 1.1318

高値 1.1340

安値 1.1283

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

MAGAZINE

特集:ファクトチェック文在寅

2019-7・30号(7/23発売)

歴史や貿易問題で日本との真向対決をいとわないリベラル派大統領の知られざる経歴と思考回路

人気ランキング

  • 1

    子宮内共食いなど「サメの共食い」恐怖の実態

  • 2

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 3

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 4

    家畜のブタが人食いブタに豹変──ロシア

  • 5

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、…

  • 6

    マイナス40度でミニスカ女子大生の脚はこうなった

  • 7

    中国にいたパンダに石を投げる愚か者(再生1億回)

  • 8

    苦境・韓国の中国離れはトランプに大朗報

  • 9

    韓国・文在寅大統領「対北朝鮮制裁違反という日本の…

  • 10

    異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開

  • 1

    水深450メートル、メカジキに群がるサメ、そのサメを食べる大魚

  • 2

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 3

    子宮内共食いなど「サメの共食い」恐怖の実態

  • 4

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 5

    地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される

  • 6

    山本太郎現象とこぼれ落ちた人々

  • 7

    アダルトサイトを見ているあなたの性的嗜好は丸裸 …

  • 8

    家畜のブタが人食いブタに豹変──ロシア

  • 9

    4万年前の線虫も......氷河や永久凍土に埋もれてい…

  • 10

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、…

  • 1

    水深450メートル、メカジキに群がるサメ、そのサメを食べる大魚

  • 2

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 3

    世界最大級のネコ、体重320キロのアポロを見て単純に喜んではいけない

  • 4

    子宮内共食いなど「サメの共食い」恐怖の実態

  • 5

    自撮りヌードでイランを挑発するキム・カーダシアン

  • 6

    異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開

  • 7

    若年層の頭蓋骨にツノ状の隆起ができていた......そ…

  • 8

    日本の重要性を見失った韓国

  • 9

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 10

    地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
ニューズウィーク日本版編集部員ほか求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!