コラム

フォトグラファーGのフォトブログ ゲイリー・ナイト

信念の写真家キャパの「置き土産」

 ニューヨークの国際写真センター(ICP)で、「メキシコの旅行カバン」という写真展を見た(来年1月9日まで開催)。  ぼんやりした照明の中、

2010.12.07

修整の是非より写真の「誠実さ」を問え

 このところ、写真の修整をめぐる議論が盛んだ。写真編集ソフトのフォトショップや、露出の異なる複数の写真を合成処理するハイダイナミックレンジ・

2010.10.20

フォトジャーナリスト アレックス・ブラーを惜しんで

 長い間このブログを更新できなかったのは、ハーバード大学での特別研究員生活の終了に向けて数多くの執筆に取り組まなければならず、博士課程の研究

2010.07.27

想像を絶した私の戦争「初体験」【後編】

 その夜私たちは深く濃い闇の中でハンモックに横たわり、眠れないままで過ごした。物悲しい虫の音が響き、兵士たちは戦闘の準備をしていた。ユーカ

2010.04.07

想像を絶した私の戦争「初体験」【前編】

 私にとって初めての戦争体験は(あやうく人生最後の体験になるところだったが)、自分の血と引き換えに買ったものだった。その体験のクライマックス

2010.03.31

世界報道写真コンテスト:「今年最高の一枚」など存在しない

 2月12日に発表された世界報道写真コンテストの大賞「抗議の叫び」をめぐり、ブログの世界では賛否が渦巻いている。世界を「新しい」角度から見せ

2010.02.23

ハイチ取材に食指が動かない理由

 私は(特別研究員として)ハーバード大学にいて、日々拡大するハイチ大地震の惨状と仲間のカメラマンが続々と現地入りする様子を眺めている。生涯同

2010.01.19

アメリカの皮を剥いだロバート・フランク

 ニューヨークのメトロポリタン美術館は、何トンもの財宝を腹に抱えてよく肥えた王様のように5番街に君臨している。  芸術世界の分岐点の染みのよ

2009.12.09

写真の修正について再び

写真フィルムは楽譜だが、プリントされた写真は演奏だ――アンセル・アダムス(写真家)  写真の世界において、現実を操作することは現実を描写する

2009.11.11

写真の修整は規制するべきか

 9月28日のニューヨーク・タイムズ紙によると、広告や雑誌に掲載する女性の写真をデジタル処理で修整した場合には、注意書きを義務づけるという法

2009.10.21
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが...... 今も厳しい差別、雇用許可制20年目の韓国

  • 2

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 3

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 4

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 5

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 6

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 9

    マフィアに狙われたオランダ王女が「スペイン極秘留…

  • 10

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 5

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 9

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 10

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中