きょうだいとの間にわだかまりがあるかもしれないし、クリスマス以外はほとんど口をきかない家族がいるかもしれないし、義母を恨んでいるかもしれない。クリスマスは恐怖、という人もいるだろう。
それでも、とりあえず集まって、プレゼントを交換し、ごちそうが出てくると、そうした思いもどことなく癒される。しばらくの間だけでも。
もう「しばらくの間」、僕たち多くのイギリス人は、何でも差し出すつもりだ。この陰鬱な冬を忘れるため、この陰鬱な1年を忘れるため、この恐ろしいウイルスを忘れるために。
鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情