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ロシアの猛爆撃を受けたマリウポリで犠牲者を集団墓地に埋葬するボランティア(3月9日) AP/AFLO

■2:ウクライナがクリミア半島をロシア領として認める

一見したところ承服し難いかもしれないが、これは現状を受け入れる現実的な案だ。

ロシアは2014年に、1発の銃弾も発射せずにクリミアを併合した。もともと住民のほとんどがロシア系で、自分たちをロシア人と見なしていたからだ。

これはクリミアが1954年に、ソ連の当時の最高指導者であるニキータ・フルシチョフ共産党第1書記の独断で、ロシア共和国からウクライナ共和国に割譲されたからだ。

従ってロシアに戻してもいいだろう。

■3:ロシア軍がウクライナから完全撤退する

ロシア軍は、国境のロシア側に退くだけでなく、拠点とする基地まで引き揚げなければならない(機甲部隊の一部は何百キロも離れた基地から運ばれてきた)。

これは厳格なスケジュールに沿って実行される必要がある。

もし、ロシアがそれを守らなければ、ウクライナはNATO加盟申請を再開できる。その状況では、NATO側も直ちに加盟を認めるかもしれない。

■4:ウクライナ東部で住民投票が実施される

東部のドンバス地方を構成するドネツクとルガンスクが、自治共和国としてウクライナにとどまるか、ロシアに併合されるかを問う自由かつ公平な住民投票を行う。その結果がどうあれ、この地方は武装解除地帯となり、必要なら国連の平和維持部隊が常駐する。

この地方の扱いは複雑な問題だ。ドンバスはウクライナで最大かつ最も人口の多い工業地帯。そこを手放すのは、領土的一体性の維持というウクライナの理念を曲げることにもなり、クリミアを失うよりも痛手は大きい。

ただ、この地方では過去8年間、政府軍と親ロシア派組織の間で激しい戦闘が繰り広げられ、約1万4000人が命を落とした。

プーチンはウクライナ侵攻前に、ドネツクとルガンスクを独立共和国として承認し、そこに住むロシア系住民をウクライナの虐殺から守るという口実でロシア兵を送り込んだ。

従って住民投票により、ドンバス地方がロシアに併合されれば、プーチンにとっては大勝利だ。たとえウクライナ側に残っても、両自治共和国は親ロシア派の代表を中央政府に送り込み、ウクライナの政治に大きな影響を及ぼすことができる。

ウクライナの人々が西側に接近したいなら(今回の侵攻後はなおさらだろう)、ドンバスはロシアにくれてやるのが一番いいだろう。

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