<フェイスブックの5億人超のデータ漏洩の被害者の1人だった大学生が、自分についてフェイスブックが持っていた情報を入手し、ツイッターで公開した。警告のためだ>

米フェイスブックから5億3000万人あまりのユーザーの個人情報が流出したという4月頭のニュースを受けて、アメリカ人大学生のザマーン・クレシは、フェイスブックが自分について具体的にどのようなデータを集めていたのかを調べることを決意した。

そして4月11日、「驚きはしないが、フェイスブックがインターネット上の至るところで自分のことをつけ回していることが分かった」とツイッターに投稿。自分のコンピューターにダウンロードしたファイルの画面記録や、特定のウェブサイトがフェイスブックに渡した情報の一部を動画にして添付した。

彼は、フェイスブックの役割を批判・議論するために2020年に結成された「The Real Facebook Oversight Board(真のフェイスブック監査審査会)」に所属している。フェイスブック社内の形ばかりの「監査審査会」に対抗して、イギリスの権利擁護団体「ザ・シティズンズ」が立ち上げたプロジェクトだ。

ザ・シティズンズのメンバーで調査報道ジャーナリストのキャロル・キャッドウォラダーは、2018年に「フェイスブック&ケンブリッジ・アナリティカ事件(フェイスブックが収集するユーザーデータの一部がケンブリッジ・アナリティカを通じて政治的に利用されていた事件、参考記事参照)」を報じたことでも知られている。

過去3年間に訪れたウェブサイトを記録

クレシは「真の審査会」のメンバーとして、以前からフェイスブックのデータ流出問題について詳しく調べていたと本誌に語った。そして、データ漏えい確認サイト「Have I Been Pwned(HIBP)」の検索機能で自分のデータが流出していたことを発見したという。

「フェイスブックが、ユーザーがフェイスブックの外でもユーザーデータを収集していることは知っていた。それが心配な点だった」とクレシは言う。

彼はフェイスブックから流出した自分のデータを流出先のサイトからダウンロード。連絡先情報やメッセージをはじめとする「何十もの」フォルダやサブフォルダに情報が記録されていることを発見した。「フェイスブック外のアクティビティ」のフォルダには、彼が過去3年間で訪れたウェブサイトが記録されていた。

「フェイスブック外のアクティビティ」とは
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