Ashley Tang Rozanna Latiff
[クアラルンプール 6日 ロイター] - マレーシア司法長官室は6日、収監中のナジブ元首相を自宅軟禁に移す計画を一時延期したと発表した。国王が出した恩赦と、自宅軟禁への移行を認めた裁判所命令の内容を精査する時間が必要だと説明した。
ナジブ氏は2009年から18年まで首相を務めた。マレーシアの政府系ファンドに絡む数十億ドルの横領を巡り、汚職の罪で有罪判決を受けた。本人は一貫して不正行為を否定している。
イブラヒム国王は9月、ナジブ氏が残りの刑期を自宅軟禁で過ごすことを認めた。この有罪判決に対する国王の恩赦は2度目となる。
ナジブ氏が所属する統一マレー国民組織は6日、恩赦の条件を満たすために必要な罰金5000万リンギ(1232万ドル)を同氏に代わって納付したと発表した。
ナジブ氏の弁護士によると、罰金納付後に裁判所は同氏を自宅に移すことを認める命令を出した。移送は6日に行う予定だったという。
司法長官室は声明で、恩赦とその後の裁判所命令の法的解釈を巡り疑問が生じていると説明した。「このため追加の調査と確認が完了するまで、自宅軟禁の実施を一時停止すべきだ」とした。