[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のクラウディア・ブーフ委員長と単一破綻処理委員会(SRB)のドミニク・ラブレ委員長は、銀行の競争力を支える改革を検討している欧州連合(EU)の立法当局に向けて提言を示した。
提言はブログで公表された。欧州委員会が一部の銀行規制を見直す計画(★補足?:欧州委は2026年7月に銀行部門の競争力に関する報告書を公表し、27年第1・四半期に法案を示す予定)を受けたもの。既存の枠組みの変更に加え、現行規則の一部を維持するよう求める内容も含まれている。
・銀行同盟の第3の柱としてまだ欠けている、欧州共通の預金保険の枠組みを作る。
・銀行グループ内で資本と流動性がより円滑に移動できるようにする。銀行がグループ内でより自由に資源を配分できるようになれば、平時に効率が上がり、負のショックをより柔軟に吸収できるようになる。
・破綻処理時の流動性の枠組みを強化する。破綻処理の最中と直後に流動性を供給する信頼できる仕組みがあれば、当局と市場は、存続可能な銀行が業務を続けられるという確信を強める。
・簡素化によって強靱(きょうじん)性を犠牲にしてはならない。現在の枠組みは過去の危機の経験に基づいて作られており、その経験は今も重要だ。
・簡素化は、国際的に合意された基準から離れることを意味するべきではない。
・規則を簡素化しても、各機関の責任があいまいになってはならない。監督当局、マクロプルーデンス当局、破綻処理当局は、互いに補完し合うものの、それぞれ異なる権限を持っている。