真っ暗な深海の底近くを、細長い突起を伸ばした不思議な生物が漂っている。その体には、何かを抱えているようにも見える。

アメリカの海洋探査団体オーシャン・エクスプロレーション・トラスト(OET)は10月19日、探査船「ノーチラス号」による2026年の深海探査のハイライト映像を公開した。

ノーチラス号は約5カ月にわたり、ハワイ諸島やマリアナ諸島など太平洋各地を調査。計5回の探査航海で、これまで十分に調べられていなかった海底の地形を測量し、遠隔操作型無人潜水機(ROV)を使って深海の生物や地質を観察した。

その探査活動の一環で捉えられたのが、今回の奇妙な生物の姿だ。

撮影場所は、ハワイ諸島の南、ジョンストン環礁の東に位置する水深5600メートル以上の深海平原。

そこに現れたのは、「スクイッドワーム」と呼ばれるゴカイの仲間だった。

スクイッドワームは、イカのように見える長い突起を持つ深海生物。今回の映像では、ナマコの一部とみられるものを抱えながら、水中を漂っていた。

探査チームは、このゴカイがナマコの死骸を食べていた可能性があると推測している。ただし、実際に捕食する瞬間が確認されたわけではない。

OETは10月1日、この光景を捉えた映像を公式YouTubeチャンネル「Nautilus Live」で公開した。

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