当局者によると、落下の可能性がある地域は、アフリカ、オーストラリア、インド、東南アジア、中米、南米をまたぐ広大な範囲に及ぶ。これほど範囲が広いのは、大気圏突入の直前まで最終的な軌道の予測が難しいことによる。

大気の状態がわずかに変化するだけで、スウィフトが分解する地点は大きく変わり得る。そのため、大気圏突入が予想される地点は一般的に、地球に落下する数時間前にならないと絞り込むことができない。宇宙軍は、高度を下げつつあるスウィフトの軌道を追跡し続けている。

落下する前にスウィフトを救おうとする取り組みは失敗に終わった。NASAは民間企業のカタリスト・スペースと契約し、ロボット宇宙船の「リンク」を使って救助を試みていた。リンクがスウィフトに接近して軌道を引き上げる計画だったが、技術的な問題に阻まれて、計画を実行できる距離まで接近できなかった。リンクはその後、地球の大気圏に突入し、残されたスウィフトはそのまま地球へ向けて落下を続けている。

ここ数年で活発になった太陽活動も関係している。太陽活動の活発化に伴い、地球の上層大気は熱せられて膨張し、地球の低軌道にある衛星にかかる大気抵抗は増大する。NASAによると、そうした状況によってスウィフトの高度が下がるペースが加速した。

スウィフトの残した功績
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