[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反落し、前営業日比2.65%(1713円40銭)安の6万2907円84銭で取引を終えた。時間外取引でナスダック先物が下落したほか、韓国KOSPIが軟調に推移したことから、AI(人工知能)・半導体関連株が売られた。全体的に、じり安となったことで反発のタイミングがつかめずに安値引け、取引時間中では9月14日以来、終値では7月30日以来の6万3000円割れとなった。
米半導体製造装置メーカーのラム・リサーチ株が決算発表後の時間外で下落したことを受けて、AI(人工知能)・半導体関連株が売られ、指数を押し下げる要因となった。
注目されたテスラの決算は、人工知能(AI)とロボット事業への支出が市場予想を大幅に下回り、フリーキャッシュフロー(FCF)が予想外の黒字となった。しかし、年間の設備投資見通しも2割引き下げたことが嫌気され、ナスダック先物の下落を促す要因になったという。
さらに、プログラミング言語PHPの深刻な脆弱性が公表されたことも、直接的な材料ではないながらも、市場心理を冷え込ませる要因となった。そうした中、不正アクセス・情報漏洩のニュースが相次いだこともあり、サイバー防衛関連株が人気化した。
市場では「スペースⅩなど米ハイテク企業の好決算はある程度織り込んでおり、今後はハイパースケーラーの決算発表を見極めたいとのムードになる。これらの発表が一巡するまで買いが入りにくい」(野村証券・ストラテジストの秋山渉氏)との指摘もあった。
TOPIXは1.14%安の3997.50ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.15%安の2060.00ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆0569億9400万円だった。
東証33業種では、値上がりは鉱業、保険業など13業種、値下がりは非鉄金属、ガラス・土石製品、電気機器など20業種。
個別では、東京エレクトロンが1万円を割り込んだほか、ソフトバンクグループ、アドバンテストなどが大幅安となった。トヨタ自動車、ファーストリテイリングなどもさえない。半面、サイバーセキュリティクラウドがストップ高。NECが逆行高し、、ソニーグループは年初来高値を更新した。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が下落し、1.75%安(13.42ポイント安)の753.27ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが684銘柄(44%)、値下がりは821銘柄(52%)、変わらずは48銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 62907.84 -1713.4 64539.36 62,907.84─64,866.44
TOPIX 3997.50 -46.23 4047.39 3,989.26─4,073.13
プライム指数 2060.00 -23.96 2086.86 2,055.84─2,099.08
スタンダード指数 1651.42 -15.86 1670.58 1,649.03─1,673.14
グロース指数 960.53 -17.04 982.52 960.53─994.85
グロース250指数 753.27 -13.42 771.12 753.27─782.39
東証出来高(万株) 219167 東証売買代金( 70569.94
億円)