Blake Brittain
[21日 ロイター] - 米人工知能(AI)開発企業アンソロピックは21日、チャットボット「クロード」の訓練に数百万件の歌詞を使用した行為について、米国著作権法上の「フェアユース(公正利用)」として保護されるとの判断を下すよう裁判所に求めた。
ユニバーサル・ミュージック・グループなどの音楽出版社はこうした行為が著作権侵害に当たるとして提訴している。
カリフォルニア州サンノゼで行われた審理で地裁は判断を示さなかったものの、AI時代における他の数十件の主要な著作権侵害訴訟の鍵となる可能性のあるフェアユース問題について、双方を厳しく問い詰めた。
アンソロピック側代理人は、同社のAIトレーニングが斬新な新しいコンテンツの創出につながっており、これは明らかにフェアユースの原則に該当すると主張した。
これに対し、出版社側の代理人は、アンソロピックが歌詞を悪用して競合コンテンツを生成し、人間の作詞家に損害を与えていると反論した。
フェアユースの解釈次第で、アンソロピック、オープンAI、メタなどのテック大手によるAI訓練への利用を巡り、作家、報道機関、ビジュアルアーティストらが提起して係争中の訴訟の行方が決まる可能性がある。